今日は、とあるお客様のお引越日。
覚王山ハウスのご近所さんになられます。
ご入居された物件、個性的な物件と言っていいでしょう。
築年数は古く、設備も決して最新ではありませんし、傷みも色々あります。
その代わり、賃料に比してとても広く、また間取も昔風で床の間があったり、収納が大きかったりします。鴨居が低いのはマイナスですけど…。
とても古いし、最新設備での生活に慣れていたら、きっと不便を感じると思います。
「面白いお部屋ですが、住む人を選ぶと思います。特に設備から感じることは毎日のことなので、慎重に検討しましょう。」
とお話ししながら、他の物件も見て頂きましたが、一番最初に見学されたこの物件にお決めになりました。
慎重に、と言っておきながら、実は私も個人的にはこの物件が好きです。
なんというか、古さが可愛さにつながっているんです。
おしゃれで、きっと個性を重んじておられる、このお客様には似合うと感じていました。
何度も塗り重ねた壁の角の微妙な丸み。
キッチンの吊戸棚のデザイン。
浴室のタイル。
石造りの室内洗濯機置場。
贅沢とも言える広い廊下。
近くの邸宅の庭から聞こえる鳥の声だけが響く静かな住宅地。
ネガティブポイントも多々あるので、誰かれ構わずお勧めする物件ではないですが、合う人には合うはず。
こういう物件をお客様が気に入られた時は、何だか嬉しさは格別です。
貸主様と交渉させて頂き、(借主様の費用負担、事前の相談は必要ですが)原状回復義務のないリフォームも了承を頂きました。
少しずつご自分らしいお部屋になっていったら楽しいですね。
お引越しに合わせて、故郷のご両親もいらっしゃって、わざわざ覚王山ハウスに来て下さいました。
写真は素敵なご両親から頂いたお土産。
木曽福島のそば饅頭です。
学生時代、毎年木曽福島に合宿に行っていたので、懐かしい限り。
ありがとうございます。
あの個性的な部屋をご覧になって、ご両親がどう思われたか、感想をお聞きすれば良かった。ちょっとドキドキしますけど…。
今後も覚王山ハウスに遊びに来て下さいませ。